感染予防のために

感染予防のために
B型肝炎・C型肝炎・AIDSウイルスなどからあなたを守る取り組み

『キンバリー事件』というのを聞いたことがあるでしょうか?
これは歯科治療の道具の使い回しや道具の滅菌不備により、患者さんがHIVに感染したという事件です。
使い回しは論外としても、似たような院内感染の事件がたくさんあります。

と、もしかしたら驚かれるかもしれません。s

もちろん大学病院で行っているレベルの滅菌を行えばそんな事はありません。
ただ歯科治療は多少の出血を伴う治療が多いので、使い回しや、しっかり器具を滅菌していないと感染する可能性があります。

消毒:細菌を弱めること
殺菌:一部の細菌を殺すこと
消毒殺菌滅菌滅菌:全ての細菌を殺すこと

いくつかの感染経路があります。

当院ではこれらの感染経路をなくすために、大学病院と同じレベルの感染予防対策をしております。
感染する可能性があるものはしっかり患者さんごとに滅菌しておりますし、使い捨てに出来るものは極力使い捨ての物を使用してます。

アメリカでは切削器具を含め、滅菌・消毒が義務付けられており、もし調査時に対応できていないと治療停止となります。一方で、日本では法律的に切削器具を患者ごとに滅菌するのは義務付けられてないのが現状です。

正直申し上げると、
切削バーを患者さんごとに滅菌
削る機械を患者さんごとに滅菌
歯石除去のチップを患者さんごとに滅菌

などなど…。

これらをしっかりすべて滅菌するのはとても大変です。実際これらをしっかり行ってる歯科医院は数%以下だと思います。

なぜなら、非常に手間と高いコストがかかるからです。 例えば歯を削る機械ですが、一本で10万円します。 どうしても半日分ぐらいの本数を用意しないといけないので当院では35本以上の用意があります。

一日に一回の滅菌であれば7本もあれば十分な本数ですが、患者さんごとの滅菌をするにはそれぐらいの本数が必要となります。
切削バーも同様に35セット以上用意しています。
また滅菌を繰り返すと劣化しやすく、交換頻度が多くなるのでさらにコストがかかります。

少し想像してみて下さい。
お店でご飯を食べに行ってステンレス製の爪楊枝があったとします。
前の人が使用して汚れと血がついてます。
それをアルコールでキレイに拭いたと言われて、あなたはそれを使えるでしょうか? 私には使えません。

たとえ手間やコストがかかっても安心して歯科治療を受けて頂くためには大学病院レベルの感染予防対策が必要だと思っております。

最近、感染対策について気になさってる方が多くいらっしゃいます。
もしご不明の点などあればお気軽に担当医にご質問ください。