矯正中は様々な理由で痛みが出てしまいます。
ですが、原因によってはその痛みを軽減させる方法もあります。
痛みの出る原因とその対処法について説明していきます。
1.なにもしないのに出る痛み
ブラケットをつけ力を加えると、歯は骨の中に埋まっているので歯と共に骨にも力が加えられます。
痛みは人それぞれで、違和感だけの人もいれば痛くてしょうがないという場合もあります。
ブラケットをつけて一週間ほどが痛みのピークとなります。
どうしてもその痛みが我慢できない時は痛み止めを飲んでください。
薬なのであまりむやみに何錠も飲んでしまったり、長期にわたって毎日服用するのは良くないですが、例えば1日1,2錠を一週間ほど飲むのは特に問題ありません。
2.装置が当たって出る痛み
これはブラケットをつける装置になりますが、ブラケットが表側についている場合は頬や唇の内側に常に当たってしまい、そこに口内炎ができることが良くあります。
歯の裏側についていると舌が当たるため、舌にも口内炎ができてしまう可能性があります。
その時は、ブラケットにワックスをつけることで多少痛みは軽減されます。
食べ物を食べると取れてしまうため、毎回つけなくてはいけないですが、食べてしまっても特に問題はないです。
3.物を噛んだ時に出る痛み
装置をつけてから4時間ほど経つと徐々に痛みが出てきます。
こちらも一週間ほどピークが続きますが、基本的には矯正が終わるまでは多少なりとも噛んだ時の痛みは出てしまいます。
ピークの時は物を食べることも難しいくらい痛くなってしまうため、できるだけ柔らかい物を選んで食べるようにしましょう。
4頬っぺたを噛んでしまった時に出る痛み
歯が移動することにより頬っぺたを噛んでしまうことがあります。
しかも、噛んでしまうとそこが腫れてしまうのでさらに噛みやすくなってしまいます。
これは対処の方法がないので、なるべく噛まないように注意しましょう。
矯正にどのような種類があるのか、矯正の流れや痛みに関してなどは理解できたでしょうか?
特に痛みに関してはやだな…と思うことがありますが、痛みが出ているのは歯が動いている証拠でもあります。
先ほど説明したように対処をしたり、心配な場合は担当の先生に相談したりしてみましょう。
それから、もし強い痛みがあったとしてもそれは一時的なものにすぎません。
あまり心配しすぎないようにしましょう。
そして、矯正が終わってから指定された期間、保定装置(リテーナー)をつけなければだんだん元に戻ってしまいます。
食べにくかったり、痛みがあったのにまた元に戻ってしまうのはもったいないですよね。
保定装置も取り外し式のものと、固定するものがありますが、固定式のものでも外れてしまう場合もあります。
違和感やなにか気になることがあったら早めのうちに先生に相談してみてください。